有機野菜(無農薬)低農薬野菜を宅配してくれる食材宅配を比較(選び方)

  「子供には安全なものを食べてもらいたい」
「お腹の赤ちゃんのことを思うと野菜の農薬や放射能の影響が心配」

原発事故以降、食べ物に関しては今まで以上に気になるようになりました。
とくに子どもには、できるだけ安全なものを食べさせたいところです。

私の場合は、北関東に住んでおり、子供もまだ小さいのでかなり神経質になっていました。

スーパーで毎日、野菜1つ1つの産地を確認するのは大変ですし、
産地表記はあっても「農薬の使用量」や「どのくらい厳しく放射能検査をしているのか」はわかりません。

でも世の中には、
・農薬を使用せず(もしくはできる限り減らし)
・放射能検査も厳しい基準で検査
・それらの内容を全てくわしく公開
という、とことん安全性にこだわった野菜を宅配してくれるサービスがあります。

そこでこのページでは、
「農薬の使用量や放射能検査の基準まで確認できて安心な野菜を届けてくれる食材宅配」
をまとめました。

「生で食べることも多い野菜は、とくに安心で安全なものを」とお考えならぜひ参考にしてください。

有機野菜(無農薬)・低農薬野菜を宅配してくれる食材宅配の比較表

このページでは数多く存在する食材宅配の中でも、「有機野菜・低農薬野菜の宅配」に力を入れている業者をまとめました。

   取り扱い野菜 放射能検査  産地  お試しセット  エリア 
 らでぃっしゅぼーや 有機野菜・低農薬野菜 国が定める基準の1/2以下を基準値として検査 産地明記
あり  全国対応
大地を守る会  有機野菜、低農薬野菜 国が定める基準の1/10以下を基準値として検査 産地明記 あり  全国対応
ミレー  有機野菜、減農薬野菜 毎月1回検査機関での測定を定期的に実施  産地明記 あり  全国対応
ビオ・マルシェ  有機野菜のみ 国が定める基準の1/10以下を基準値として検査 産地明記  あり  全国対応
九州野菜王国  有機野菜、減農薬野菜 放射能検査済み 熊本産・九州産 なし  全国対応

どの宅配業者も安全性にこだわった取り組み、対策をしていることがわかります。

ここまでしっかりしているなら、どこを選んでも安全で美味しい野菜を安心して食べることができます。

ただやはり各社ごとに特徴・強みは異なります。

この後は、
「自分にもっとも相応しい野菜宅配」
を選ぶためのポイントと、各項目をくわしく比較します。

有機野菜、低農薬野菜を宅配してくれる食材宅配の選び方

正直この5社なら、どこを選んでも後悔はないと思います。

とはいえ
「無農薬野菜がほしい」
「放射性物質がなるべく心配ないものを」
など求めるものは異なると思います。

ですので、以下の5つのポイントをしっかり確認した上で選ぶことで、もっとも自分に合った業者を選ぶことができます。

  • 取り扱い野菜の農薬使用量・安全に対する取り組み
  • 放射能検査の基準、実施状況
  • 産地
  • お試しセットの有無

「取り扱い野菜、農薬使用量、安全に対する取り組み」の比較

  取り扱い野菜、農薬使用量・安全に対する取り組み 
 らでぃっしゅぼーや 有機野菜・低農薬野菜を取り扱い
・独自の環境保全生産基準「RADIX」の野菜に使用される農薬の回数比率は、通常の野菜の4分の1以下、国が定める特別栽培の基準の1/2以下のみ許容
・原則、農薬による土壌消毒は行わずに栽培している農家と契約
抜き打ちの残留農薬検査を実施
大地を守る会 有機野菜、低農薬野菜を取り扱い
・有機質肥料を使った土壌づくり
・土壌消毒剤は使わない
・除草剤は使わない
・農薬には頼らない
残留農薬検査の回数>年間350回
ミレー  有機野菜、無農薬野菜、減農薬野菜を取り扱い
・有機JAS認定を受けたもの(有機栽培農産物)
・化学農薬や化学肥料を使用しないもの(特別栽培農産物・無農薬)
・一般的な基準の50%以下に節減したもの(特別栽培農産物・減農薬)
・すべての野菜に栽培方法や生産地、生産者を記載
・農薬はできる限り使わない
 ビオ・マルシェ 有機野菜のみ取扱い
『有機JASマーク』を取得したもののみを扱い
・天候の関係で商品数が確保できない時のみ、有機農法と同等の基準で栽培されたものに切り替えることあり
(切り替えの際は表示した上で販売)
九州野菜王国  有機野菜、減農薬野菜を取り扱い

どの業者も、できるだけ農薬や化学肥料の使用を制限して生産されています。

なかでもビオ・マルシェに関しては、有機食材の証である「有機JASマーク」を取得したもののみ取り扱っています。

 

有機野菜、低農薬野菜とは?無農薬野菜や、減農薬野菜との違いについて

有機野菜

化学的肥料や農薬を使用していないことを国から認定を受けた野菜。
(正式名称「有機栽培農産物)

有名な『有機JASマーク』は国の認定機関によって認められた生産者・加工業者のみが使えるマークです。
認定を受けた野菜だけが「有機JASマーク」付きで「有機野菜」として販売できます。

認定してもらうための基準はかなり厳しく、土作りから、種、種まき、栽培、出荷までも基準が定められています。
しかも日本は高温多湿であるため、有機栽培が難しいと言われています。
そのためかなりの労力とコストが必要で、小規模の農家などでは取得がかなり難しいようです。

・ 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
・ 遺伝子組換え種苗は使用しないこと農林水産省

有機食品の検査認証制度について 農林水産省食料産業局」より引用

低農薬野菜

一般的な野菜よりも化学農薬や化学肥料の使用量が少なく、安全基準の高い野菜。

農林水産省が定める「特別栽培農産物」(化学農薬・化学肥料の使用量が一般的な基準の50%以下のもの)に位置づけられる野菜です。

特別栽培農産物

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。

農林水産省 特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」 より引用

ちなみに低農薬野菜の価格は、有機野菜よりもお手頃です。

というのも、日本は高温多湿のため有機栽培が難しく、国に有機野菜の認定を受けるのはかなりコストがかかります。
そのためかなり安全基準が高い野菜にもかかわらず、有機野菜よりも価格は下がります。

無農薬野菜・減農薬野菜について

どちらも農林水産省が定める「特別栽培農産物」(化学農薬・化学肥料の使用量が一般的な基準の50%以下のもの)に位置づけられる野菜です。

「無農薬野菜」と表示しているもの

農薬、化学肥料のどちらも使用していないけれど、国から「有機認定」を受けていないため、
”特別栽培農産物であり、農薬・化学肥料どちらも使用していない野菜”
をわかりやすく「無農薬野菜」と表記されているようです。

「減農薬野菜」と表示しているもの

一般的な野菜よりも化学農薬や化学肥料の使用量が少なく、
”特別栽培農産物に位置づけられる野菜”
をわかりやすく「減農薬野菜」と表示されているようです。

ただ現在、農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」では、「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」などの表示は禁止されています。

ちなみに農薬を使用していないことなどを表記する場合には、
「農薬:栽培期間中不使用」
のように表示することが義務づけられています。

「放射能検査の実施状況・基準」の比較

  放射能検査の実施状況・基準
 らでぃっしゅぼーや 国が定める基準値の1/2以下という厳しい基準で検査
大地を守る会 国が定める基準値の1/10以下というかなり厳しい基準で検査
ミレー  毎月1回検査機関での測定を定期的に実施
公的機関の証明書のついた測定結果を毎月1回お知らせ
万が一規制値を超えた野菜については、販売停止措置を取り、出荷はしない
 ビオ・マルシェ 国が定める基準値の1/10以下というかなり厳しい基準で検査
九州野菜王国  九州地域では健康に影響がでる数値の放射能は出ていないが、独自に第三者機関に委託して検査

原発事故以来、放射性物質に関しては誰もが気になるところです。

そのため、安全にこだわる各社とも、かなり厳しい基準で放射能検査を行っています。

なかでも、
大地を守る会
ビオ・マルシェ
は、国の基準の1/10以下というかなり厳しい基準で検査を行っており、徹底しています。

有機野菜・低農薬野菜の食材宅配の「産地」を比較

  産地
 らでぃっしゅぼーや 産地は明記されている
大地を守る会 産地は明記されている
ミレー  産地は明記されている
 ビオ・マルシェ 野菜の種類ごとに産地(県)を明記 
九州野菜王国  熊本産・九州産のみ 

どこも産地は明記されていますので、安心です。

有機野菜・低農薬野菜の食材宅配各社の「お試しセット」を比較

  農薬使用量・安全に対する取り組み 
 らでぃっしゅぼーや 16品セット
1,980円(送料無料)
※通常価格の54%オフ
大地を守る会 11品入り+プレゼント付きセット
1,980円(送料無料)
※通常価格の53%オフ” 
ミレー  旬の野菜7品 お試し野菜セット
1,400円(送料込み)
 ビオ・マルシェ 国産有機野菜が8〜9品目入った有機野菜のお試しセット
1,500円(送料無料)
九州野菜王国  九州野菜王国にはお試しセットありません。
ただ入会金・年会費はないので、いちばん安いセットを3,900円で単体購入して試してみるのがおすすめです。

旬の野菜セット10品(2〜3人家族の1週間分)
例:キャベツ、大根、人参、なす、ミニトマト、ブナしめじ、ピーマン、新玉ねぎ、小松菜、きゅうり
3,900円(送料無料)

ほとんどの宅配業者が、2,000円以内でかなりおトクなお試しセットを用意しています。

もちろんお試しセットを頼むだけでは入会等の必要はないので、安心です。
気になったらまずは試してみましょう。

ただ唯一、九州野菜王国はお試しセットがありません。

でも九州野菜王国はそもそも入会金や年会費などが必要ありません。
ですので、通常のセットを単体購入で頼んで試してみるのがいいと思います。
(配送のため会員登録は必要です。もちろんそれも無料です)

有機野菜・減農薬野菜の食材宅配「目的別おすすめ」

「有機野菜がほしい」

→ 100%有機野菜宅配の「ビオ・マルシェ」

「有機野菜がほしい」なら100%有機野菜の”ビオ・マルシェ”です。

このページで紹介している5社は、全て有機野菜を取り合っていますが、有機野菜だけを取り扱っているのは”ビオ・マルシェ”だけです。

低農薬や減農薬の野菜もとことん安全性に配慮して作られてはいますが、
「せっかくなら有機野菜を」という場合は”ビオ・マルシェ”一択です。

まずは送料無料のお試しセットで、一度食べてみてください。
美味しさにビックリしますよ。

→ 有機野菜の宅配 ビオ・マルシェ

 

「放射性物質の心配を限りなく減らしたい」

おすすめ宅配業者 → 大地を守る会九州野菜王国

「産地にこだわりたい」

おすすめ宅配業者 → 九州野菜王国ミレー

「一度食べてみてから決めたい」

おすすめ宅配業者 → らでぃっしゅぼーや 大地を守る会ミレー
ビオ・マルシェ